20101010

CSS Nite LP, Disk 11「Designer’s High」Part 1に参加しました

2010年10月10日


10月9日(土)にベルサール九段にて、「CSS Nite LP, Disk 11「Designer’s High」Part 1」が開催されました。雨が降る中でしたが、会場は沢山のデザイナーさん、ディレクターさん、企業のWeb担当者さんなど多数の方が参加されていました。

クリエイティブを加速させるヒアリング+ディレクション術

中川 直樹(なかがわ・なおき)さん登壇

中川さんの講演はエキサイティングでした。テンポの良いスライド、力強い言葉など、すっと入ってきて納得させてしまう。プレゼン能力の高い方なのだと思います。

中川さんはまずマーケティングの視点からクリエイティブのアイディア、表現方法を組み立てる事でぶれないサイトコンセプトデそしてコンセプトに基づいたザインが出来上がる。とお話し頂きました。

またデザイナーの感覚も大事にされている方ですので、デザイナーにどういった情報を与えるか?
どうアプローチすれば感覚の共通認知ができるか?など実践に使えそうな手法も教えて頂いたので、デザイナーのみならずディレクターさんにも分かり易い内容だったのではないかと思います。
個人的には共通認知はものすごく大切だと感じます。共通認知を持てたかどうかで、進み具合も違いますし、一番違うのはクライアントもこちら側の提案を真剣に聞いてくれますし、結構大切なポイントなのではないかと思います。

今回聞いてて納得だったのは、ラップアップMTGはすぐ行う!という点でした。
よくクライアントの打ち合わせに行った後、そのまま自社に帰って他の仕事を始めてしまい事が多のですが、クライアントのMTG後、20分でも30分でも出先の喫茶店などで、自社メンバーとMTGを行ったほうが話もまとまり易く、次のアクションも組み立てやすいと思いました。
特に会社に戻ってしまうと、他の仕事もあるので中々メンバー全員でミーティングも取れない事もあるので、是非次回からやってみたいと思います。

UI向けビジュアルデザインの基礎

矢野 りん(やの・りん)さん登壇

矢野さんはWebデザインとは「情報を伝わりやすく整えること」とし、「見やすさとは」「使いやすさとは」「わかりやすいとは」と3つの視点から具体的な手法をお話し頂きました。 これは大変為になると思うのでメモを残します。

■みやすさとは?

みつけやすい

  • 余白の強調(強調したいものの周りに多くとる)
  • ジャンプ率の強調(見出しと見出し、文字の大きさなど)

目につきやすい

  • 色面のサイズによる強調

読みやすく

  • グループ化してあげる(色を合わせる、コントラストを合わせる)

■使いやすさとは?

疲れない

  • 余白の統一(グリッドにサイト内の要素が揃っているか)
  • 表現の統一(コンテンツ内の大きさを揃える)

短時間で使える

  • メニューボタンなど移動距離が短くクリックする対象物が大きい事(フィッツの法則)

■わかりやすいとは?

法則性があるか

  • サイズの規格化
  • グリッドデザイン

文字情報だけに頼らない

  • アイコン(アイコンを使えば文字情報より多くの情報を含める事ができる)
  • イメージ(画像を使えば文字よりも注目度が上がる)

最後に矢野さんは強調、整理の法則は基本とおっしゃられておりましたが、基本が一番難しいと感じました。
どうしても細かい所などに目がいってしまい基本がおろそかになってしまうサイト拝見しますし、私自身基本を忘れがちになってしまいます。サイトを作り終えた時点で、もう一回上記の項目からそれてしまっていないか?を再度確認したいと思いました。

Webデザイナーのためのタイポグラフィと文字組版

鷹野 雅弘(たかの・まさひろ)さん登壇

鷹野さんの講演では文字の美しい組み方など、振り返りも含めて大変勉強になりました。

特に具体的な手法として、マージンの詰め方、混合文字の美しい見せ方など、日頃「これでいいのか?」と自分ルールで行っている手法が意外と出てきたので、あらためて確認でき大変参考になりました。

また、イラストレータで混合文字の設定が出来る事を始めてしりました。今度使ってみたいと思います。

人の特徴から見えてくる次のデザイン提案

長谷川 恭久(はせがわ やすひさ)さん登壇

長谷川さんの講演ではワークショップによる実践がありましたが、「人の特徴から見えてくるデザイン提案」として、人の特徴をヒントに、ゴールを達成するアプローチのアイディア出しを、同じテーブルの方とおこないました。
始めてお話しする方もいて短い時間で行えるか不安でしたが、どういった視点でゴールへ向かうかなど、簡単ですがご一緒した方と話を進める事ができ、面白いワークショップとなりました。もうちょっと時間があればもっとまとめられたのですが、ちょっと残念でした。

Webデザイナーの魅力をさらに高める、サイト運営と分析のすすめ

山口 有由希(やまぐち・ゆうき)さん登壇

山口さんの講演では、山口さん自身がWebサービスを運営していくうえで、さまざまな方たちとの出会い、そして自身のスキルアップにどう影響をあたえたかなどお話しを頂きました。
山口さんのお話しを受けて感じたことは、自分が楽しいと思った事を続けていく事が、スキルアップや新たな人との出会いを生んだのではないか?と言う事です。
改めて、好きは何物にも勝るな!と改めて気付かされました。

本当にクライアントのことを考えた調整術~ムチャぶりには、こう切り返せ!~

原 一浩(はら・かずひろ)さん登壇

ゲスト:中川 直樹さん/守谷 絵美さん/東 孝之さん

原さんの講演では、ゲストにアートディレクターさん、デザイナーさん、ディレクターさんという立場の方々をお呼びし、実際にあった、クライアントさんからの無茶ぶりとその切り返し方などを、トークセッションという形で講演いただきました。
結構すごい無茶ぶりもあって大変だなぁと改めて実感しました。
それと同時にコミュニケーションでクリアできそうな所もあったりして、改めてコミュニケーション力を磨かねばと思いました。

私たちのビジネスは誰かに献身的に何かを与える事によって、お金であったり名誉であったりを与えられるだなぁと本セッションを通して深く考えさせられました。

11月13日(土)に「CSS Nite LP, Disk 12「Designer’s High」Part 2」が開催されますので是非参加出来ればとおもいます。

2010-10-10


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