20161003-1

SORACOM Airを緊急SIMとして使用したらかなり良かった。

2016年10月3日


ノマドワーカーにとって必要なものは電源とネット環境ではないでしょうか?
かくいう私もたまにノマドる時は、MacBook Pro(2.2kg)でバッテリー5時間を使うか、MacBook Air(1kg)にバッテリー(0.6kg)で7時間を使うかで悩むことになります。
お店から電源をもらう事も考えますが、電源カフェを探すと美味しいコヒーを諦める事になったり、検討できる幅が減ってしまうので、なるべく自分の電力は自分でまかなう様にしています。
同様にネット環境も他者には依存をしていないので、会社に行かない場合は、平気で20Gは月の2/3位で無くなります。
今月も等々その状況になりました。

通常はdocomoの回線(8G)とIIJ回線(10G)を使っていますが、IIJに今月だけ追加プランをお願いしようと確認した所、なんと100MB 216円!しかも3000MBまでという上限つき。
100MB×30=3000MB(2.93GB)で6,480円!高い上にこれでは4日か5日位しかもたない。
仕方がないので、SIMだけ契約して何も使ってなかったSORACOM Airを使う事にしました。

SORACOM Airは使った分を請求してもらえる従量課金モデルのSIMカードです。
LTE/3G 回線を利用できて、docomoのエリアを使えるのでカバー力は抜群だと思います。
データ通信料金が上りと下りで価格が違い、上りが圧倒的に安いので、例えばセンサーとSORACOM Airをセットし、データのみを定期的に送るという利用方法が良いと思い暖めたままになっていました。

しかし、今月初めてWi-Fi接続で使ってみた所、s1.standardプラン(512 kbps)でも、少し遅さは感じるものの快調に使えました。
しかも、通信速度を優先させたい時はs1.fastプラン(2 Mbps)に変更するのも管理画面で簡単にできてしまいます。
メールなどを行なうときはs1.standardプランを使い、動画を見る場合等はs1.fastプランにするという方法であれば、比較的金額も抑えられるのではないかと思います。
ちなみに、s1.standardプラン(512 kbps)で1日仕事をしてみましたが、約300円位でした。
内訳は下記を参照ください。

上り使用料:87.4mb(1MBあたり0.24 円)合計20.976円
下り使用料:473mb(1MBあたり0.8 円)合計370.4円

これなら緊急用のSIMとして使うことも可能ですね。
docomoのスマートフォンなら、SIMフリーではないスマートフォンでもそのまま使えます。
また、SIMフリーのWi-Fiルータを利用すれば、いつでも使いたい時使えます。
【2016年版】LTEに対応しているSIMフリーのモバイルルータ一覧

LTE対応ルーターは高い!という方は、LTE対応ではないSIMフリーのWi-Fiルータを中古で買えば、約1,000円位で手に入れる事もできます。
※家に眠ってた昔のEMOBILEルーター(huawei)が普通に使えたりしました。

私的には、デュアルSIM対応(SIMが2枚入れられ都度切り替えられる)スマートフォン(ASUS ZenFone)で、通常用のSIMと緊急用のSIM(SORACOM Air)を切り替えて使っています。

今回SORACOM Airを使って良かった私的なポイントは下記です。

  1. 重量課金で使った分を請求してもらえる
  2. 使いたい時に使っても安い
  3. データ容量の監視ができる(特定の容量を使い切ったら回線を止める事も可能)
  4. 長期間使わない場合は、一旦止める事が可能(次回再開時は少し時間がかかります。)
  5. 回線をスタンバイ状態(いつでもすぐ使える状態)でも月500円ほどしかかからない
  6. 使用上限が無い
  7. 回線速度を自由に変更できる
  8. 深夜時間の使用料金は更に安くなる
  9. docomoのスマートフォン(Android)や、フリーWi-Fi端末をもっているならすぐ使える

使いたい時使い、使いたく無い時に止めれて、あまり料金を払いたく無いという人には、良いのではないでしょうか?
本来のお勧めの使い方であるIoTやM2Mでセンサーのデータをアップする位なら、月々1,000円以内でつかえると思うとかなり経済的な気がします。
例えば、子供やご老人にGPSを付けたものを持たせたいけど高額になってしまうと思う方や、自転車の盗難防止にGPSを付けたり、なんてことも手軽に出来る様になるかもしれません。


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