WebSig1日学校2011

WebSig1日学校2011

2011年9月27日


9月10日にWebSig1日学校2011と題してイベントを開催しました!
会場が都心より若干遠かったのですが、沢山の方にご来場頂き、そして沢山の笑顔を見る事ができ、本当に楽しい1日でした。

毎年運営側に居るので、イベントの内容などはお伝えする事ができないのですが、運営側から観た、私の感想をお伝え出来ればと思います。

本気で学ぶ1日間~

この数年間のwebSigを振り返ると、“学ぶ”というスタイルにこだわってきたと思います。通常のセミナーは講師の話を一方的に聞く形式になってしまいがちです。
インプットすると言う事は確かに重要だと思います。
しかし、自分のものにするという事は、さらに一歩踏み込んで考え、自分なりのアウトプットした所にあるのでは無いかと思います。
残念ながら、私たちは自分が思う程アウトプットできていないのが現状ではないでしょうか。

WebSig24/7は2009年頃よりワールドカフェという手法をセミナーの中に積極的に取り入れ、協働的な話し合いの場を参加者に提供してきました。
声が大きい人がリードするワークショップではなく、一人一人の声が重要になるワールドカフェという手法は、参加者一人一人が感じた思いを素直にさらけ出し、他者との対話の中に新たな気付きや発見をする事ができる手法として最近ではメジャーな手法になりつつ有ると思います。

昨年より、WebSin24/7では、WebSig1日学校と題して、“学校”をコンセプトに、学ぶ事を楽しむイベントを行ってまいりました。
今年も学校というコンセプトはそのままに、更に学ぶ事に一歩踏み込んだ内容になったかと思います。

今年も前年同様、会場はデジタルハリウッド大学の所有する旧三本松小学校を使用させて頂きました。
この小学校という場所にも理由はあります。学ぶという事は本来楽しい事なのです。小学校というイメージは、私たちに過去の楽しかった思いでを思い出させてくれます。例えばテストで100点とって褒められたとか、友達が沢山できたとか。
小学校時代の思いでの中で嫌な思いではあまり無いかと思います。あっても、懐かしく思えてしまう。小学校時代というのはそんな特別な時期なのかもしれません。
その小学校時代は誰でも大体似た様な体験をしているものです。小学校というキーワードは、参加者と参加者とのラポールを築くにはうってつけだったと思います。
ラポールとは、自分と相手が互いに信頼しあっている状態の事を言います。短期間で信頼関係を築く場合、互いの共通点を探す作業を行ったりするのですが、それぞれ違った環境で生まれ育ち、違った考え方や意見を持っている人間同士の共通点を探し出すのは大変難しい事です。
しかし、小学校の思い出は誰でも大体一緒であるため、ラポールが自然と生まれやすくなります。
信頼関係ができている状態では意見も活発になり、話の中に気づきが生まれやすくなります。言語化する事によって、関連づけや共通点を抽出でき、結果としてアウトプットを出しやすくなります。

一連のプロセスをいかに面白く、創発的に行えるか常に悩むところではありますが、小学校という会場を使用する事で、活発に働いたと感じています。

来年、WebSig1日学校2012が開催されましたら、是非、子供の頃、学校へ行くのが楽しみでたまらなかったそんな頃の記憶を思い出し参加いただければと思います。

WebSig1日学校2011当日の様子を写真でご覧頂けます。

最後に

WebSig24/7という団体をみて思う事は、新しい組織のカタチではないのかという事です。ピラミット的な組織ではなくフラットでそれぞれが強みとする部分を高めたり、足りない部分を補い合って成り立っています。
永続生を求めようとすると、この組織の構造は非常にもろく感じます。
そして常にコンスタントで有る事にはかけてしまうのかもしれません。
しかし、可能性は無限だと感じます。参画するメンバーが心から楽しいと感じ、それが参加する方々にも伝わる。 常に変化するWebSig24/7に今後とも期待して頂ければと思います。

2011-09-27


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