Webデザイナーに必要こと

2010年5月24日

「Webデザイナーに必要な事はなんでしょうか？」
デザインのセンスや技術はどんなデザイナーでも必要ですね。センスの磨き方、技術などは本も沢山出ているので、勉強方法はいくらでもあります。
しかし、どんなに素晴らしいデザイン、コンセプトを思いついてもそれを伝える術を持たなければ、折角のデザインも台なしになってしまいます。
デザインは感性だと思う部分も有りますが、デザイナーは通常何かしらの“目的を達成する”為にデザインを行っています。
ただ頭の中で考えたデザインを形に起こすだけでは不十分なのです。
まず目的は何か？をクライアントとのヒアリングを通して見つけ出して行くこと、そして最終目的がクリアされる為にはどういった形が望ましいか？
勿論デザインだけではクリア出来ない部分もありますので、社内外での各専門分野の方とのディスカッションも非常に重要になってきます。
そうして、頭の中で様々に組み立てられた情報を分解しデザインを設計します。
ここで、設計図を頭の中に抱えていただけでは不十分で、言葉や書類などを通してストーリーを関係者に理解してもらうことが非常に重要になります。
こうして見ていくと、実際にデザインを作る時間はほんの僅かな時間で、大変をクライアントのビジネスへの理解やWebサイトの目的設定、デザイン戦略の立案、検証に裂くことになります。
直感的なデザインは無意識の知識がなせる技だと思います。無意識の知識から生み出されたデザインを価値あるものに変えて行く事。それがWebデザイナーにとても必要なことだと思います。