深イイ話

2009年10月2日


『人生が変わる1分間の深イイ話』を今日はじめてみました。
深イイ事は島田紳介さんの毒舌でもなければ、新撰組の新曲でもなく、美輪明宏さんでした。正確に言うと美輪明宏さんが言った一言でした。

「人間は不幸の数は1~10まで数えたがるが、幸せの数は数えようとしない」

確かに、不幸な事や不幸せな事はどうしても頭から離れないものです。
気付いたら、世界で一番不幸だと感じてしまう事もあるのではないでしょうか?

丁度この話を聞いた日に、ある女性の方から、彼女の彼氏について相談を受けました。
話を聞くまでは彼女はどんよりと暗く、何があったのだろうと不安になる顔つきでした。
話の内容は、彼女の彼氏は優しいが、優しすぎるので悩んでいるという何とも羨ましいものでした。
さらにどういった時にそう感じるのかを伺うと、口喧嘩になった時に彼女の彼氏は自分が悪くなくてもすぐ謝ってしまい、後で彼女が冷静になった時自己嫌悪に陥ってしまうと言うのです。
おそらく男性としては女性との喧嘩は避けたいと考えており、怒らせた原因はあるだろうが、原因を明らかにしようとしても話がこじれたり、話が長くなり面倒なので、とにかく今の状態をおさめるには自分が謝った方が丸く収まる。と事態の収束を考えているのではないでしょうか?
一方、女性としては、喧嘩もコミュニケーションの一つと考えており、お互いの想いを出しあつて理解したいし理解してもらいたいと考えているのではないでしょうか?
感じ方が違う為に、行き違いが発生しているようです。
彼氏が謝ってきたら「自分も毎回正しいとは限らない。間違っていると思った時はちゃんと注意してくれると助かる。」と言ってみてはどう?と伝えると「そうですね」と少しスッキリして帰っていきました。

つまり「他人の芝生は青い」といわれるように、人間は不幸を探そうとする生き物なのかもしれません。上記の悩みは「そんなこと?」と感じる人もいれば「重大な問題」と感じる人もいます。
そんな状態に陥ったら、幸福な事を数えてみる。これが三輪さんが言いたい事なのかもしれません。小さい事でも数えると意外と多くあるものです。「元気で良かった」とか「今日は天気がいい」とか「みんなが笑顔」だとかそう考える癖をつけると状況を見る目が変わって自然とハッピーな事を探せるようになります。

といいつつも人間なので、不幸だと感じる不平や不満は出てくるものです。
その多くは、外に原因を考えてますが、自分自信の感情が「恨み」「妬み」「嫉妬」「怒り」を持ってしまうから生まれるのかもしれません。

自分の心が今どんな感情を感じているか?それは何か?自分自身を理解すれば意外と、不平や不満など感じなくなるのかもしれませんね。


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