レベルの話をしましょう

レベルの話をしましょう

2009年9月13日


レベルとはビジネスレベルや運動レベル、技術レベル、操作レベル、など何にでもある段階の度合いを示すものです。

しかし、この「レベル」高いレベル、低いレベル双方の理解がうまくなされていない場合が良くあります。
レベルが高いとはまるで山の頂上から下を見る状態に近いかもしれません。
山の上から下をみると見晴らしが良く下で何が起きているかがよくわかります。

しかし、上を目指して山を登っている人はどうでしょうか?
分かれ道があってもどの道が近いかわかりませんし、先に落とし穴があっても気付くことはできません。
山の上にいる人はこれからおこる事が想像できます。
そしてこちらの道が近いと断言ができます。下にいる人が悩んだりしているのを見てやきもきしてしまう事でしょう。やもすると、「しのごの言わずこの道を行きなさい。」と押し付けてしまう事も。

しかし、下から上る人(レベルの違う人)はどうでしょうか?これからおこる事がわかりませんし、経験もありません。
ぱっと見では、山の上の人が指示する道は遠そうに見えます。
結果として、遠回りしたり、道に迷ったり、登るのをやめてしまったりします。

こういった状況はおそらくどこにでもあるでしょう?

レベルの高い人は、さもそれが当然であり、それが行われてない事実のみ伝えてしまいます。
しかし、レベルの違う人から見ればそれは自分の中に存在すらしていない考えであるとともに、初めて認知することになります。
その時に否定した言い方になってしまうと、受け入れる事ができなくなってしまいます。考えを受け入れる事ができる人は本当に器の大きい人だと思います。

結果として、レベルの高い人は受け手に理解してもらえないと伝える事をやめてしまいます。

こういった状況に陥った時、レベルが高い人は自分自身はレベルが高いという認識を持つ事が必要です。
そして「どうすれば伝わるか?」を考え抜く事。

受け手側は指摘されているのではなく、自分考えを広げるキッカケなのだと受け入れること。
これが双方にとって何倍にも価値のあるものとなるはずです。

素材提供元:足成(http://www.ashinari.com/)


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