メンバーが動かないと思ったときに考えたい3つのこと

メンバーが動かないと思ったときに考えたい3つのこと

2009年8月18日


プロジェクトスタートする際、メンバーを集めていざ走り出すと、いまいち動きが遅い。指示をしないと動かない。彼らの能力なら次を読んで動けるのに動かない。そんな事で悩んだことは無いでしょうか?
かくいう私は誰かの部下である事が断然多い訳ですが、その少ない経験から両者の立場になった時に考えた事、私なりに感じた事から意識したい3つのポイントとしてまとめてみました。

メンバー全員とゴールを共有しているか?

プロジェクトを始める時にはゴールを必ず言語化し設定するとは思いますが、視界に捕らえているゴールはメンバー個々で違う可能性があります。
ゴールという漠然とした物にそれぞれの価値観や捕らえ方により脚色されてしまう場合があるからです。
また、ゴールを明瞭に描けているのはリーダーだけかも知れません。「明瞭に描けているのは自分の中だけのイメージだけではないか?」を想定してみる必要があります。
ゴールを設定する際にゴールに行き着くためのプロセスを全体で共有する事も大切だと思います。小さめのゴールを各ポイントポイントで設定する事で次に行うべき事が具体的にイメージ出来るようになります。
意外と重要化されていない事で価値観というものがあります。
多くはリーダーの価値観に依存してしまっている事が多いように感じられます。
立場の違い、経験の違いで意識の差はどうしても発生するものです。個々の想いが小さくても価値のあるものだとお互い承認し合える事が目的達成の為に動く際、重要になります。

リスクへの認知の違いを理解しているか?

立場の違いからリスクを感じ行動に移れない場合があります。行動が起こせない、指示待ちになってしまうのはこの部分が大きいのではないかと思います。
ゴールの共有と重なりますが、リーダーには完成図が見えています。そもそもリスクが高い状態で始める事はしないですから、リスクより可能性が大きい存在になります。
しかし、仕事を振られる側では完成図がイメージできていない場合、不確定な未来をみるしかできません。そのためリスクの方が大きく感じてしまいます。
リスクが大きく感じてしまうと、出来ない理由を探だしたり、そもそもの方法論を検討し始めるようになってしまします。

”期待”を”要求”にすりかえてないか?

期待をする事は誰にでもあります。期待自体はとてもいい事だと思います。しかし期待が大きぎて、自分が予想した結果にならない場合、予想の実現という要求を相手に押し付けてしまう事があります。
そもそも自分がしているのは本当に期待なのか?それとも自分の要求なのか?時折自分自身に問いかけてみる必要がありそうです。

あらゆるプロジェクトで思う事は、核になる人間は一方通行の息苦しさを抱え、常にどうすれば伝わるか?を考えているという事です。多くは何らかの手法によって思考錯誤を試みるようですが、メンバーひとりひとりが自分を中心すえ仕事取り組む環境が作れれば、一方通行の息苦しさから解放される日がくるのではないかと考えています。


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